気候変動対応を含めたサステナビリティ関連の重点課題については、執行役員を委員長とするサステナビリティ委員会が目標達成に向けた方針・計画の策定を行うと共に、取り組みを推進しています。
サステナビリティ委員会で検討した内容等は、取締役会で適宜審議または報告がなされるなど、取締役会による適切な監督体制を整えています。
対象事業となる建材事業本部においても、サステナビリティ(気候変動含む)の推進責任者を配置する体制としており、事業戦略・事業推進に気候変動関連の観点を反映しています。
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会議体、他体制 |
役割、担当 |
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取締役会 |
気候変動対応の監督 |
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サステナビリティ委員会 |
気候変動対応を含めたサステナビリティ関連の方針・計画の策定、重要事項の決定、重点課題の取り組みの推進 |
当社では中期経営計画2028「サステナ +スパイラル」において、カーボンニュートラルの実現に向けて、持続的成長とサステナ社会への貢献の同時実現を目指していきます。
サス テナブルな社会に貢献する「省力化」「省資源化」「再エネ化」を通じ、ターゲット市場で必 要な機能、ソリューションを提供し、持続的発展が可能な社会の構築に貢献していきます。
世界中で異常気象による被害が相次いでおり、十分な対策を施さなければ被害はさらに深刻化し、地球規模の被害をもたらす危険性が指摘されています。こうした状況のもと、2016年に発効したパリ協定には、世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つと共に、1.5℃に抑える努力を追求することが長期目標として定められています。
このように「2℃未満」のシナリオの実現に向けて世界が動こうとする中、当社ではこれをリスクと共に機会と捉え、具体的な行動指針・目標とする指標をサステナビリティ委員会で検討しています。
当社は、持続可能な社会を実現するため、当社及びステークホルダーの皆様ならびに社会にとって重要性が高く、持続可能な成長や企業価値の向上に向けて取り組むべき課題を重要課題として特定しました。これらの重要な課題に対応する目標の進捗状況を確認しながら、事業活動を通じて解決に取り組んでいます。
事業への影響が大きいと判断される事業分野から順次シナリオ分析を実施し、影響評価を行っています。シナリオ分析の結果を活用し、対応策の立案や行動計画の立案に繋げていきます。
主要事業である国内建材事業とする(2020年度実績での売上構成比59.2%)
各事業セグメントの売上構成比(%)
対象事業の構成
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セグメント |
分野 |
主な商材・サービス |
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住宅 |
再生可能エネルギー資材 |
太陽光発電システム、蓄電池 |
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断熱資材 |
断熱材 |
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住宅資材 |
外装材、住設機器、内装材 |
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非住宅 |
建設資材 |
外装材、基礎杭、地盤改良工法、耐火被覆材 |
不確実な将来を予測する為、2℃以下シナリオを含む複数の温度帯のシナリオを選択、設定していく必要があります。そこで当社は国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)および国際エネルギー機関(IEA:International Energy Agency)の情報を参照し、2℃シナリオ(RCP2.6:シナリオ①)と4℃シナリオ(RCP8.5:シナリオ②)の2つのシナリオを選択しました。

- 拡大
- 出典:一般財団法人 環境イノベーション情報機構
(IPCC第5次報告書を一部改変)
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2℃シナリオ (RCP2.6:シナリオ①) |
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4℃シナリオ (RCP8.5:シナリオ②) |
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上記の予測に基づき、サステナビリティ委員会において、国内建材事業内各対象ユニットにおいてはリスク・機会の分析を実施・共有し、中長期視点で観測、今後の事業戦略に活かしていきます。
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2℃シナリオ (RCP2.6:シナリオ①) ~市場の変容~ |
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4℃シナリオ (RCP8.5:シナリオ②) ~不安定要素の増加~ |
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シナリオ群の定義(2℃・4℃の世界観)によって定義されたシナリオ下において、想定される具体的なリスク及び機会は下記の通りとなります。
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リスク区分 |
リスクの評価対象 |
想定時期 |
影響 |
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移行リスク |
政策・法規制リスク |
GHG排出規制に関する制度の導入・強化によりコストが増加 |
中期 |
大 |
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電力買取価格、補助金の減額により市場規模が伸び悩むリスク |
中期 |
中 |
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技術リスク |
規制強化に伴う低炭素技術の普及による既存商品の競争力低下 |
長期 |
中 |
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市場リスク |
調達先の価格転嫁による利益率低下 |
長期 |
大 |
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評判リスク |
投資家や金融機関から情報開示が不十分と判断され、資金調達に悪影響を及ぼすリスク |
中期 |
大 |
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物理リスク |
急性リスク |
異常気象の常態化により調達先被災による供給の寸断 |
中期 |
大 |
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慢性リスク |
気温上昇に伴う建設現場での労働環境・生産性悪化・工期遅延 |
長期 |
中 |
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機会区分 |
機会の評価対象 |
想定時期 |
影響 |
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資源の効率に関する機会 |
鉄鋼価格の上昇に伴う軽量な代替素材のニーズ上昇 |
中期 |
大 |
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エネルギー源に関する機会 |
長期的なCO_{2}削減目標の設定による再生可能エネルギー市場の拡大 |
中期 |
中 |
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製品及びサービスに関する機会 |
新規協力会社(施工・加工)の開拓・提携による新たなソリューションの提供 |
中期 |
小 |
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新規調達先の開拓・提携による新たな事業展開 |
中期 |
中 |
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気候変動への適応に貢献できる商材・サービス拡大に伴う新規事業の創出 |
長期 |
大 |
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市場に関する機会 |
ポートフォリオ転換による事業拡大 |
中期 |
大 |
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サステナビリティ性が高い商材・サービスの需要増加 |
中期 |
大 |
当社グループでは気候変動のリスク及び機会について、サステナビリティ委員会メンバーが参加するワーキンググループを設置しました。
ワーキンググループでは、TCFDの提言に基づいたシナリオ分析を行い、重要なリスク及び機会を特定し、影響の度合いを評価しました。
引き続き、サステナビリティ委員会において、継続的にリスク分析、対策の立案、進捗管理をしていきます。
当社ではGHG(温室効果ガス)排出量の削減が重要であると考え、2022年度分から Scope1・2の排出量を算出し開示しています。
Scope3については、当社はサプライチェー ンの全体スキームを構築し、必要な機能・ソリューションを提供する機能商社として、サプ ライチェーン全体のカーボンニュートラルを推進することが当社の社会的責任だと認識しています。
GHG排出量削減目標は、2024年度におけるGHG排出量実績(Scope1・2)を基準とし、2035年度に46%削減することとしています。
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Scope 1・2 |
Scope 3 |
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高島(単体) |
97.3 (t-CO2) |
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国内グループ会社 |
7,103.7 (t-CO2) |
- |
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海外グループ会社 |
1,812.3 (t-CO2) |
- |
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合計 |
9,013.3 (t-CO2) |
- |
国内グループ会社
- 国内連結子会社17社(㈱レスト、岩水開発㈱、㈱ナルトエスピー工業、新エネルギー流通システム㈱、㈱サンワシステム(他サンワシステムグループ会社7社)、高島インダストリーズ㈱、ハイランド㈱、タクセル㈱、㈱信防エディックス、ア イタックインターナショナルジャパン㈱)の合計
海外グループ会社
- 海外子会社6社 iTakグループ(iTak (International) Limited、iTak International (Shenzhen) Limited、iTak International (Shanghai) Limited、iTak International (Vietnam) Co.,Ltd.、iTak International (Thailand) Limited、iTak International (Malaysia) Sdn. Bhd.)の合計
