本日、当社本社(東京・御茶ノ水)にて行われました、当社社長の高島 幸一による全役職員向け年頭挨拶を下記の通りお知らせいたします。

 

 

高島グループ:昇龍の年

 

皆様、新年あけましておめでとうございます。元日早々から能登半島地震、そして航空機事故が相次ぎ、心が痛みます。また、ロシア・ウクライナやパレスチナ・イスラエルの戦争もまだまだ先が見通せない状況で、当たり前のこと、平穏な日常が改めてありがたいと感じているところです。

 

さて、昨年は持続的成長を目指す高島グループにとって大きな転換点であったと思います。戦略的な打ち手を次から次へと有言実行する中で、着実な成長と企業価値向上への手ごたえを実感した一年であったと思います。

一昨年12月に新エネルギー流通システム株式会社と株式会社信防エディックスの2件のM&A実施後ポスト・マージャー・インテグレーション(PMI)をスタート。3月に電子・デバイス事業の過去最高益業績もあり、前中期経営計画サステナX(クロス)を成功裡に終えることができました。4月より中期経営計画サステナV(バリュー)をスタート。サステナV(バリュー)では「高島ならではの価値創造による持続的成長企業への転換」と「サステナビリティ社会への貢献」の双方を実現していくことを前面に掲げ、事業ポートフォリオの中で積極投資を実施する領域を明確にしました。6月には岩水開発株式会社のM&A実施後PMIをスタート。10月には株式を4分割。11月には第2四半期決算発表とともに通期業績予想の上方修正。12月には資本政策に基づいて、旧本社跡地の銀座不動産売却決定と通期業績予想の再度の上方修正および中期経営計画の目標値を上方修正し、投資枠を150億円に拡大しました。さらには、産業資材事業本部の一体化経営の推進力向上のため組織再編成と「高島インダストリーズ株式会社」4月設立などを公表しました。

私は、プライム市場上場維持基準適合への挑戦は、高島グループがさらなる進化適合を遂げ「一大飛躍」する半世紀に一度のビッグチャンスと捉えています。プライム市場上場維持基準の適合に向けた計画の進捗は今のところ順調ですが、さらに気を引き締めて、当社が持続的成長に強くコミットし実績を出し続ける必要があります。

 

今年は中期経営計画サステナV(バリュー)の2年目となる年です。

 

2024年の新年にあたり、皆様にお願いしたいことがいくつかあります。まずは、中期経営計画サステナV(バリュー)の順調なスタートを維持し、さらなる成長軌道に乗せていただくことです。そして、皆様一人ひとりが「自分自身が自分自身の経営者である」ことを再確認して、個人の成長を図り、自分の仕事を日々全うしていただきたい。そうすることで、さらなる業績向上、企業価値向上、ひいては持続的成長軌道構築に資することに繋がると信じています。高島グループ一丸となってサステナ社会実現への貢献と、当社の持続的成長の好循環を皆様と一緒に創って行きたいと思います。

 

今年は辰年(たつどし)。十干(じっかん)と十二支からなる六十干支(ろくじっかんし)では41番目の「甲辰(きのえたつ)」に当たります。その意味合いは「古い殻を破って新たな芽を伸ばす年」だそうです。

まさに年回りも我々にとって、「価値創造による企業価値向上の上昇気流を加速すること。まさに、高島グループ“昇龍の年”にすること」を後押ししてくれそうです。

 

今年一年皆様と、持続的価値向上に向け一緒に進みたいと思いますのでよろしくお願いします。

 

最後になりましたが、皆様とご家族のこの一年のご健康・ご多幸を心から祈念申し上げます。