本日、当社本社(東京・御茶ノ水)にて行われました、
当社社長の高島 幸一による全役職員向け年頭挨拶を下記の通りお知らせいたします。

 

 

一大飛躍:持続的成長企業への扉を開こう

 

皆さん新年あけましておめでとうございます。今年もウィズコロナのお正月となりました。第八波の感染拡大が懸念されるものの、行動規制緩和で久々にご家族・ご親族で集まり楽しい時を過ごされた方々も多いと思います。

 

昨年は新型コロナウイルスへの感染懸念は継続していたものの、ワクチン接種の進展、感染対策の徹底等により、中止されていた行事やイベントの再開など明るい兆しも見えてきました。一方、ロシア軍のウクライナ侵攻等の地政学的リスクの拡大等に伴う原油価格高騰や円安進行は、あらゆる資材の値上がりを引き起こしました。また、新型コロナウイルスの蔓延の影響によるサプライチェーンの混乱や世界的な半導体不足もあり、国内主要産業である自動車産業等においても生産遅延・減産を余儀なくされました。

 

高島グループにとっても昨年は激動の一年であったと思います。東京証券取引所の市場区分再編に向け、当社は2021年9月にプライム市場を選択することを宣言、11月にプライム市場上場維持基準への適合計画書を提出し、2022年4月には今までの東証一部からプライム市場へ移行いたしました。それと並行して、2022年1月にサステナビリティ委員会の設置、IRユニットの新設、6月には統合報告書の発行などを矢継ぎ早に実施しました。当社の適合計画書に関する評価は高く、各種メディアへの露出もあり、未達であった一日当たりの売買代金は適合しました。


そして、昨年11月には決算発表に合わせて、次期中期経営計画サステナV(バリュー)の基本方針、適合計画書の修正および2社のM&A実施を発表しました。次期中期経営計画に関しては『高島ならではの価値創造による持続的成長企業への転換』と『サステナビリティ社会への貢献』の双方を実現していくことを前面に掲げ、事業ポートフォリオの中で積極的に投資する領域を明確にしました。M&Aについては、昨年の12月1日に、太陽光エネルギー関連業界では全国最大規模の工事施工ネットワークを持つ『新エネルギー流通システム株式会社』および長野県の環境衛生資材・防災用品等の卸売をメインとする『株式会社信防エディックス』の2社をM&Aによりグループ会社化いたしました。両社との企業シナジーを大いに期待したいと思います。適合計画書で明示した投資枠を70億円から100億円超に拡大し、引き続きM&Aを含む積極的な投資により成長戦略を実現していきます。

 

私は、プライム市場上場維持基準適合への挑戦は、半世紀に一度の高島グループが『一大飛躍』するビッグチャンスと捉えています。プライム市場への適合計画の進捗は今までのところ概ね順調ですが、さらに気を引き締めて、当社が持続的成長軌道への強いコミットメントを実績で示す必要があります。

 

今年は現中期経営計画サステナX(クロス)の最終年度、そして新中期経営計画サステナV(バリュー)をスタートさせる大切な節目となる年です。

 

2023年の新年にあたり、皆さんにお願いしたいことがいくつかあります。まずは、足元を固め、今期が最終年度の中期経営計画を着実にやり遂げ、そして次期中期経営計画のスタートダッシュが実現できるように準備していただくことです。そして、皆さん一人ひとり個人の成長を図り、自分の仕事を日々全うしていただきたい。そうすることで、業績向上、企業価値向上、ひいては持続的成長軌道構築に資することに繋がると信じています。 高島グループ一丸となってサステナ社会実現への貢献と、当社の持続的成長の好循環を皆さんと一緒に創って行きたいと思います。 

 

さて、今年は卯年(うどし)。十干(じっかん)と十二支からなる六十干支(ろくじっかんし)では40番目の『癸卯(みずのとう)』に当たります。その意味合いは『冬枯れの大地に再び春が訪れ芽吹きがあるがごとく、さらなる発展に向けて新たな行動に出るために扉を開く年』だとそうです。
まさに年回りも我々にとって、『サステナバリューによる一大飛躍と持続的成長企業への扉を開くこと』を後押ししてくれそうです。

 

今年一年皆さんと、このワクワクする挑戦に向け一緒に進みたいと思いますのでよろしくお願いします。

 

最後になりましたが、皆様とご家族のこの一年のご健康ならびにご多幸を心から祈念申し上げます。